私たちは、2022年の日本における出生数の減少という社会課題に対して、「みんなをまもる やさしいほいく」という理念のもと、保育を通じて「やさしい社会」の創造を目指しています。この理念は、保育現場だけでなく、働く人々の人材管理にも「優しい」と「易しい」の両方の意味を込めて実践しています。
特に、保育士の職場環境改善に力を入れ、潜在保育士が職場復帰しやすいよう、勤務体系の柔軟化や無料託児所の提供など、家庭と仕事の両立をサポートする制度を整えています。これにより、子育て中の女性がキャリアを継続しながら、親子共に幸せを追求できる環境を目指しています。
育児に関わる全ての人にとって
「やさしい社会」をつくる
フレンドリーの「優しい」、イージーの「易しい」という2つの「やさしい」を保育の中や人材管理にちりばめ、保育に関わる親子・先生・会社が三方よし!な社会を創ることを目指しています。
特に、子育て中の女性が子育てをしながらも自身の生き方について諦めることなく、親子共に幸せを追求していける会社運営を通して、「やさしい社会を子育ての現場から」創り上げる取り組みを行っています。
出生率2を達成する取り組みを。 Efforts towards achieving a birth rate of 2.
女性は結婚や出産などのライフステージの変化により、子どもの預け先がないと生活に不便を感じることが多いです。一般的な保育園は「就業による預かり」に限られ、その他のニーズへの対応は不十分です。また、一時保育の予約困難、持ち物の多さ、無資格者による保育の質の不安、給食の不提供や個別対応の不可など、多くの不便や不安が存在します。これら保育の課題を解決するため、美辺株式会社を立ち上げ、「一時預かり専用託児所はないと」を開設しました。
弊社の新しい「うえの子ほいく」プランは、二人目以降の子を妊娠中や出産後のお母さんをサポートします。このプランでは、上の子を預かり、産前産後を安心して過ごせるようにします。通常、認可保育園の産前産後保育は予約が難しいですが、弊社では予約がしやすい体制を整えています。行政と連携し、より多くのお母さんに役立てるよう努めます。
多胎児の子育ては肉体的・精神的共に負担が大きいことに加え、外出困難により社会から孤立しやすく、お母さんが1人で抱え込んでしまった結果、虐待等に至ってしまうという痛ましい事件もあり、全国的に支援の必要性が高まっています。
双子子育てに奮闘する従業員の姿、代表・美辺自身が双子であり、母から困難さについて聞いてきたこと、「子どもを預ける場所があることで気持ちが安らぐ」といった声を受け、一時お預かり専用託児所はないとにて多胎児育児支援に特化したプランを開始しました。
ほかにも求職者の就業支援として行われる職業訓練中のお預かり等、行政と連携をはかりながら「やさしい社会を子育ての現場から」という弊社の目標、そして持続可能な開発という全世界共通の目標達成に向けて活動をしてまいります。
保育の仕事を、生涯の仕事に。
弊社の保育スタッフの多くは、保育士資格を持っていたにも関わらず、保育業界に携わることをしていなかった潜在保育士でした。保育士として職場復帰をするハードルを下げるため、復帰直後は勤務日数を少なくし、子どもとお母さんをゆっくり社会に順応させていく仕組みを採用しています。また体調不良時に休める環境の提供など、それぞれの状況に応じて勤務を調整できる環境が整っています。シフト作成時は家庭の事情を細かく反映するほか、勤務の際は無料で託児所に子どもを預けられる福利厚生も実施しており、家族の協力も得られやすい環境を整えています。弊社の従業員が出産後に出産した子どもは、設立から5年間で総勢30名を超えています。子育て中の女性にとって、仕事をしながらも安心して産んで育てる選択ができる環境を整えています。
歴史的に社会から疎外されてきた立場である女性たちは現在でも経済的に弱い立場になりやすいといえます。弊社では「子連れ勤務の推奨」や「働きやすい環境づくり」を中心に、女性に焦点を合わせたサポートを行っています。また、業務内容に応じてリモートワークの導入や時短勤務を取り入れ、ライフステージの変化に応じて働き方を柔軟に変えることで、女性が「働き続けられる」ように努めています。
現代の日本はまだ障がい者や女性の社会進出において課題が多く、活躍が難しい社会と言われています。弊社では女性の社会進出について「産後の職場復帰」「育児と仕事の両立」「託児所の設置」という観点から取り組みを行っています。これらの取り組みを通して、女性が安心して子育てができ、子育てをしながら社会とかかわりをもてる環境を提供しています。それぞれの状況に応じて働き方を模索し、女性がどんなライフステージにいても自身の幸福を追求するための様々な選択ができるような環境をこれからも提供し続けます。
保育士の体調不良時に休める環境の提供や、勤務条件の柔軟な調整を通じて、従業員の健康と福祉の向上に貢献しています。
潜在保育士の職場復帰のハードルを下げ、勤務日数の調整や家庭の事情を考慮したシフト作成を行うことで、良好な労働環境を提供し、保育士としてのキャリアパスをサポートしています。これにより、経済成長にも貢献しています。